KAMOMEMORANDUM

Various memorandums and records.

2022年によく聴いた曲

今年、新しい音楽を見つけるためにSpotifyをあまり使わずに、ラジオで新しい音楽に出会うことが多かった。昨年末にSpotifyで音楽を聴くことに飽きてしまい、久しぶりにラジオを聴くようになった。好きなジャンル以外の曲も聴くようになったし、やはり1番はただ音楽を聴くだけでなく、その曲ができた背景やアーティストの人柄も知れるようになったことがラジオで音楽を聴く良さだと思う。

Robert Glasper /// Over (feat. Yebba)
今年1番のヘビロ曲。ピアノのイントロ部分から「なんだこの曲は!」って感じで、Yebbaの歌声とピアノのメロディーがたまらない。歌詞の切なさの表現力がピアノの音と歌唱が相まってすごい…。切なくなるけど何度も聴いてしまうし、曲が終わりかと思いきや曲調が変わり、Jazz Rapになる部分も良い。 Robert Glasperの曲はSpotifyでも聴いていたけど、この曲は自分の中で1番好きな曲になった。

Soul Food Horns, Elijah Fox & Slug /// Black Tea (feat. Yasper)
2021年リリースの曲ですが、今年出会ったので。FMヨコハマで放送されている松重豊さんの「深夜の音楽食堂」で選曲されていてジャケットのデザインも含めて好きになった。Black Tea EPのジャケットも紅茶の茶葉の箱を運んでいるイラストなんだろうか、色味も素敵。他の曲も聴いてみたらどれも好みだった。「おげんさんといっしょ」でもそうなんだけど松重さんの選曲がドンピシャでツボついてくる。深夜に聴きたいチルな1曲。

Joya Mooi /// My Favourite
NHK-FM松尾潔のメロウな夜」で松尾さんが今年の1月に紹介されていた曲。南アフリカのルーツも持つオランダ・アムステルダムをベースにしているアーティスト。ネオソウルは好きなジャンル。オランダのアーティストの曲は初めて聴いたかも。と思ったら昔、Wouter HamelのBreezyをヘビロテしたことがあっった。彼は「シルクの声を持つジャズ界のプリンス」などと評されていて、Joya Mooiもまたジャズの教育を受けてからR&Bシンガーになったそうなのでオランダはジャズが音楽の原点になることが多いのかな。オランダのジャズとR&Bを今後もチェックしていこう。

RANJ, Issamood & Clifr /// Come Thru
TBSラジオ「CITY CHILL CLUB」2021年12月7日の放送でマーライオンさんが選曲されていた曲。2021年リリースで知ったのも昨年だけど、ヘビロし始めたのが今年なので2022年のヘビロリスト入り。インドの音楽のイメージを崩してくれた曲。恥ずかしながら古典的なインド音楽やインド映画の挿入歌で使われるようなパンチがある曲をインド音楽だと思っていたので。この曲なんてオシャレなサウンド!と思った。それでSpotifyのIndie Indiaのプレイリストをフォローした。

Harry Styles /// As It Was
前回のアルバム「Fine Line」の時にJ-WAVE「 TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING」で野村訓市さんのお話で印象が爆上がりになったハリー・スタイルズ。今回のアルバムでもHarry’s Houseというタイトルが細野晴臣さんの「HOSONO HOUSE」から来てると聞いてまた勝手に距離が縮まった。冒頭で聞こえるハリー・スタイルズの名付け娘ルビー(プロデューサーBen Winstonの娘)の「Come on, Harry, we wanna say goodnight to you」も頭に残る。

Lizzo /// About Damn Time
Lizzoの歌はいつも応援してくれるので大好きなのですが、この曲は特に気分を一気に上げてくれる。やる気が出ない時に聴くと、動くきっかけをくれるダンスチューンになった。サビの部分でLizzoのフルートがディスコ調の音にスパイスみたいにきいてるところも好き。この曲が収録されているアルバム「Special」にある「Birthday Girl」も歌詞が本当に素晴らしくて誕生日にぜひ聴きたい曲。
今年のすべりこみヘビロ曲

Taylor Swift /// Anti Hero
毎年11月前後にリリースされた曲が12月のヘビロ曲になることがあるけど、今年はTaylorの新曲がすべりこみヘビロ曲になりました。11月のBillboard Hot 100では1位~10位を史上初めて独占する快挙を成し遂げた。この曲は自己嫌悪の歌と言われているけど、個人的にはアガサ・クリスティーの小説のような王道ミステリーな雰囲気があって、独特な世界観が好きですし、かっこいいサウンドがたまりません。